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2015年4月28日火曜日

唐招提寺の瓊花

新緑の美しい唐招提寺。
今年も御影堂供華園に咲く「瓊花けいか」が公開されています。
瓊花は鑑真和上が日本僧の栄叡・普照に来日を要請された場所である大明寺で大切に育てられてきました。
鑑真和上遷化1200年にあたる1963年(昭和38年)に、その記念事業の一環として中国仏教協会から贈られた瓊花を株分けして、現在10株の瓊花と御廟にも1株が生育しています。
藤の花ともコラボして

瓊花は鑑真和上の故郷 揚州市の名花で「皇帝の花」と称されています。
まん中のつぶつぶの花が開くと香しく気高い薫りが漂ってきます。

御影堂供華園には大手鞠の花も咲いていました。
開山堂そばにひっそりと咲いていた花も清楚ですね。
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御廟にも一本、瓊花が植えられているのですが、そちらはまだ全然花がついていないような状態でした。
御廟の池の畔に、こんな珍しい配色のサツキを見かけました。
水が澄んでいるということでもないのですが、水面には緑が美しく映えていました。
御廟の中の清々しい気配に今回も心が浄化されるようで
唐招提寺にはまた何度でも訪れたいと思うのでした。

唐招提寺 御影堂供華園「瓊花」2015年の公開期間について
期間:2015年4月23日(木)~5月6日(水)
※花の状態によって、期間を延長することがあります。
時間:午前9時~午後4時
拝観:無料(南大門通常拝観料のみ)