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2010年6月29日火曜日

「現代中国の美術」展〜その1〜

奈良県立美術館で開催中の「現代中国の美術」展に行ってきました。


中国第11回「全国美術展」受賞優秀作品により構成された展覧会。
現代中国の美術作品を一堂に鑑賞するのは 初めてです。
チラシの写真の作品がアクが強くて好みではなかったので
ちょっと敬遠していたのですが、とんでもなく内容が面白いよという噂も聞いて、会期終了間際に大慌てで行ってきました。

まず今回の展覧会の概要をチラシより抜粋してみます。

5年に1度開催される中国政府主催の美術展「全国美術展」は
最も権威ある登竜門として中国国内から数万点の応募があり
その規模と内容そして水準の高さは中国随一といっても過言ではありません。
各地の部門ごとの展覧会で受賞作を決定した後、
北京の中国美術館で約500点が受賞作品展として一堂に会し、 
その後さらに厳選された作品86点が「現代中国の美術」展として
韓国、日本等で紹介されています。(展覧会チラシより)


政府主催の展覧会である以上、体制批判の前衛アートは見当たらず
社会的現象を表現したアカデミックリアリズムなものがほとんど。
ただ、現代中国の社会風俗などほとんど知らないので
そういう目線では、表現されているものほとんどが興味深く感じる。
作品に背景など説明があれば尚一層の興味を持って鑑賞できるのだけど。

でも、展覧会のコンセプトや作品の好みなどは別にして
一点一点の作品の力量は、それはすごいものがあって
さすがは最も権威ある登竜門、数万点の中から選ばれただけはあります。

さて、今回は会場でイラストレーターの5*SEASONさんと ばったり
お会いしました。なんでも展覧会の様子をツイッターで
Ustream動画中継して、より多くの方に来場してもらうように
勝手に応援団を一人で結成されたのだとか。
会期も今週末まで後5日間。展覧会の内容が充実しているだけに
あまりの来場者数の少なさに 何とかしたいと思われたのです。えらい!


ひょんなことから私も一緒に腕章を付け
写真撮影をさせていただけることになりました。

拙い鑑賞レポになるかもしれませんが
一人でも多くの方が来場して下されば嬉しいかぎりです。
鑑賞レポは〜その2〜に続きますのでよろしくお願いします。
 
奈良県立美術館は金曜と土曜は夜9時まで開館しています。
また最終日7月4日には「二胡演奏会」も開催されますよ!
(13:30より)