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2010年6月3日木曜日

家族で食事会*「Le Mange Tout」

先週末の東京ステイでのディナーは
久しぶりに家族4人が一緒になるというので
どこか記念になるところをと、夫が探してくれたところ
神楽坂にあるフレンチレストラン「Le Mange Tout」で。

夫は、ずっと以前に新聞掲載されていたこちらのシェフのお料理を
いつも丹念に頭の中に入れていて、いつかお店を訪ねてみようと
シェフのお名前が私達と同じなので
それだけを頼りに探してくれたのでした。
私も同じ名前で覚えていたのが「昨年秋のクーカルイン奈良に
来られたシェフでは?」ということ。
サイトを調べて谷シェフの創るフレンチへの期待は膨らむばかりで。

谷シェフ。
とってもフランクな方でした。
でも料理への想いは熱い!










では この日のメニューを写真でご紹介**
 ・・・でもその前に
美味しいお料理をいただくと、それだけで楽しく会話が弾むのですが
お喋りを邪魔しないように、ちょっと気を遣いながらこそこそ撮ったので
こうしてアップしてみるとぶれぶれの写真が多いですね。ごめんなさい。



まず最初はさざえの壷焼きです。旨味が染み込んだソースが美味しい!
二品目はうさぎのロール、マンゴービネガーソース。
フォアグラとシャンピニオンが巻かれています。
添えられた玉葱が何気に美味しく、トリュフも美しい。


その日にフランスから届いたという野生のアスパラガスと仔牛のタン。
このアスパラ、香りが良くてすごく美味しい!
その次は、とき鮭(一番に川を上がる鮭らしいです)のソテー。
添えは人参と海苔のような野菜。鮭はじっくり低温で調理されて
ふわっと柔らかく、それでいてじゅっと旨味が詰ってます。


5品目はトリッパ(牛の胃袋)の煮込みでした。
内臓系は苦手な私ですが、これはとても美味しかった。
トマト味にシェリービネガーでさっぱりとした味付け、プラス
お米の形のパスタが入ってまろやかな感じにも。癖がなくて
いくらでも食べれる!シェフの腕前に思わず唸ってしまった。
最後のメインは
「うずらのロースト キャベツ包み モリーユ筍のクリーム煮」
うずらもモリーユ筍も初めていただきましたが
しっとりして濃厚、何ともいえない幸せを感じる美味しさです。


そしてデザートは2種♪
・・と思いきやハーブティにも小菓子がついていて 幸せ〜♪


お食事を堪能した後は、家族揃って記念写真を撮っていただくことに。
「よかったら1階の調理場でどうぞ」というお言葉に甘えて
かっこいい調理場の中へ。
「あれ?シェフいつのまにかコックコートに着替えてる??」

そうなんです。家族記念写真ではなくシェフとの記念写真でした。
でも、みんなニコニコの笑顔で満腹満足幸せな顔したいい写真でした。
ご馳走様でした。楽しい時間をありがとうございました。

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ところで、ちょっとした出会いもありました。
こちらは客席数14席と、こじんまりしたレストランなので
お隣の席のハッピーバースディを一緒に唄ってお祝いしたりと
ちょっとアットホームな雰囲気の中、
さかんに出てくる「奈良」「クーカル」というフレーズ。
どうやら隣席の方々も昨年秋の「クーカル奈良」に来られたようで。
そして、お声をかけていただいて、びっくり。
昨年秋は夫の急な入院で、予約していたクーカルをキャンセルしたり
で、代わりに クーカルのブログ記事を熱心に見ていたのでしたが
そのブログ「膳ーSai」さん にコメントされている方々だったのです。
美食日記を書かれている方もいらっしゃって
メニュー内容の詳細はそちらを参考にさせていただきました。

1300年祭の今年も秋に「クーカル奈良」は 開催されるようです。
今年こそ リベンジ!とも思っているのですが
「Le Mange Tout ル・マンジュ・トゥー」の谷シェフは
奈良には来られないのだそうです。残念です。

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最後に私事ですが・・・。
子供達もそれぞれ良き伴侶を得て
私達から心身ともに独立するようになりました。
4人という最小ユニットで集まることは
これからそうそうないことと思います。
親の立場から想うと、一抹の寂しさを感じずにはいられませんが
家族が増えることでまた新たな出会いもあるのですものね。
緊張しながら迎えた翌日の両家初顔合わせ。
心配は全くの杞憂で、あの和やかな時間を思い出すたびに
気持ちがあたたかくなっています。多くの出来事に感謝です。