秋の陽射しに映えて朱色に輝く照葉。
ここはもみじの名所 忍辱山圓成寺 にんにくせん えんじょうじ
美しい浄土式庭園と運慶作の国宝・大日如来像で知られる名刹です。
下の写真、左の楼門は室町時代の再建。
右側の多宝塔ご本尊・大日如来像は運慶25歳頃の最初期の作。
本堂では「祈りの回廊」寺宝展が催されています。(~11/21)
曼荼羅図が二幅と圓成寺絵図や圓成寺縁起などが特別公開中で
本堂内陣の四本柱に今も極彩色の名残をとどめる聖衆来迎二十五菩薩や、ご本尊阿弥陀如来坐像などについても ボランティアガイドの方が丁寧に説明して下さいました。
(「祈りの回廊」がいいなと思うのは、こういう風にしてボランティアガイドの方が一生懸命解説して下さるところなのです。)
つい2,3日前に滝坂の道を歩いて圓成寺に行ってこられたお客さまに
「紅葉が見頃ですよ」と教えていただいたので
本日も仕入れに出かける途中に、ちょっと小1時間ほど寄り道をして
訪れたのでしたが、買い物途中に「祈りの回廊」や「紅葉狩り」を
楽しめるなんて何と恵まれた環境にいることなんでしょう。
でも反対に言えば、何でもついでついでに見たりして
これって本当に物事をよく味わっているのかしら・・・と
我ながらちょっと自戒したのでした。
肝心の紅葉具合は・・・
まっ赤に燃えるような木もあれば、まだ青楓の木もありで
これからまだまだ充分楽しめるのではないでしょうか。
圓成寺からもう少し先の南明寺でも「祈りの回廊」特別開帳中。
こちらも11/21まで。詳細は圓成寺はこちら、南明寺はこちらに。
奈良倶楽部から圓成寺までは車で15分くらい。
バスも最寄りのバス停「今在家」から出ています。(本数少なし)
バスの時刻表はこちら(往きと帰り)でご確認下さい。