8月9日は二月堂「およく」。
この日に二月堂にお参りすると46000回参詣したのと同じ功徳が得られると伝えられています。
たくさんの方々が功徳に浴そうと二月堂にお参りされていました。
もちろん、私も。
それにしても、東大寺二月堂とは懐の深い所だといつも思うのです。
まず、誰でもいつでも自由に訪れることができ、少し高台に位置するので奈良盆地を見下ろしながら、また夕暮れ時には生駒山に沈みゆく夕陽を眺めながら、ゆっくりと奈良の景色を楽しむことができるし。
十七夜盆踊りの日もそうだけれど、何だか賑やかで楽しそうな縁日みたいな日もあれば、お水取りの時のように厳粛で清浄な祈りの場となり、深夜に練行衆と共に祈りを捧げることもできる。ここに来るだけで奈良の大らかさや歴史の深さをしみじみと実感できるところ。・・・これもそれも全ては懐深きご本尊・十一面観音様のおかげかもしれませんね。
