夜遅くに仕事が一段落してからお声明を聴きに二月堂に上がることが 何度かあります。
私の場合、特別な行法をお目当てにということではなく、とにかく自分の都合のつく時間帯に二月堂に行って静かに耳を傾ける・・・というような聴聞スタイルでしたが、一昨年のお水取りで、たまたま偶然聴いた大変美しいお声明に感銘を受けまして、帰ってから調べると「法華懺法 ほっけせんぽう」というものだと知りました。
その旋律にすっかり虜になって、以来「法華懺法 」の美しい唱和を聴くために二月堂に行くことが多くなりました。
「法華懺法 」は「走りの行法」のない日（1・2・3・4・8・9・10・11日）の半夜と後夜の間に行なわれます。
お松明が終わってから二月堂に残って、暫く聴聞される方も多いのですが、もしもう少し時間が許すようでしたら（夜の11時近くになりますが）、「法華懺法 」の美しいハーモニー（というような表現しか思い浮かばないのですが）に聴き入ってみて下さい。
トップの画像は3/2の下堂風景。
この日、湯屋の前では鹿さん達が深夜のお食事中。
食作法の残りご飯が鹿たちへの施食として用意されているのです。
そして昨晩も遅くから・・・
初めてのお水取りを楽しみに帰省したお嫁ちゃんと札幌のお友達を連れて二月堂へ。最終電車で奈良に着く息子を迎えにいくまでの2時間程でしたが、修二会の行法の少しを体験してもらって「お水取りにハマりそう〜！」と言わせてしまったのでした。そうそう毎年この時期に帰っておいでね^^
