たまには息抜きを♪
2月中頃のことですが名古屋市美術館で開催中の
「ベン・シャーン展」を観に行ってきました。
美術の教科書でお馴染みだったベン・シャーン。
今までグラフィックデザイン的な作品しか知らなかったけれど
30代でライカで撮りためた写真から起こして描いた絵画が
年代を経るごとにどんどん良くなって
50代になって描いた絵画は本当にファンタスティックだし
70歳、最晩年の版画集「リルケ『マルテの手記』より」は圧巻で
一枚の作品が出来上がるまでのたくさんの習作も興味深いし
たくさんの写真もまた視点がいいなぁと
2時間以上、美術館でたっぷり楽しませてもらいました。
名古屋市美術館のある白川公園は緑も多く気持ちのいいところです。
美術館の建物↓ここに来るのは2回目です。
名古屋には何度か日帰り旅をしていて、どれもが美術展鑑賞のため。
美術館以外にはほとんどどこも寄り道したことがなかったのですが
今回は、帰りのバスの時間まで(と言っても2時間しかないのですが)
名古屋駅に近くて美術館から地下鉄で2駅の「ノリタケの森」へ。
広大な敷地に魅力的な建築物。
明治の赤レンガ造りの工場は1975年まで稼動していたのですって。
施設の中をもっと散策したかったのですが、レストランでランチして
クラフトセンターでボーンチャイナの製造過程を見学(これが中々面白いのです)、ノリタケミュージアムで明治、大正から昭和初期に製造された洋食器の展示を見たりで時間切れ。
後ろ髪引かれる思いで「ノリタケの森」を後にしました。
でも、3年前に京都で観た「ノリタケデザイン展」に出品されていたデザイン画帖をもう一度こちらで見ることができてよかったです。
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今回は名古屋まで高速バスを利用しました。
往復利用するとかなりお得という情報を、名古屋からお越しのお客さまから教えていただいて、これは行かなきゃ!と重い腰を上げたのでした。
奈良ー名古屋 往復で4000円、所要時間は2時間半です。
ただ一日に4往復のみの運行なので時間的制約もあります。
おまけに我が家は老犬介護の真っ最中で長時間の留守ができません。
名古屋滞在わずか5時間程でしたが、行った甲斐のあった展覧会。
ちょうどいい息抜きができました。
帰りのバスの車窓から撮った写真は
奈良の東方に連なる山々。