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2012年3月30日金曜日

気になる展覧会*

どちらの展覧会も4月7日から始まります。

奈良国立博物館で開催の「解脱上人 貞慶-鎌倉仏教の本流-」
奈良県立美術館で開催の「藤城清治 影絵展」

影絵作家の藤城さんの幻想的な作品を原画で拝見するのは初めてなので
最新作、油彩画、水彩画あわせて200点以上の圧倒的な展示を
とても楽しみにしているところです。

また、解脱上人貞慶さんは今まで馴染みがなかったので
イラストで描かれた解説書でしっかり予習をしています。

なかなか魅力的な人物のようでこちらも展示が楽しみです。
(イラストの写真はクリックで大きくなります)


何より奈良博のサイトで出陳リストを見ましたら
木津川市の海住山寺より五重塔初層内陣扉絵6面(国宝)や
十一面観音立像(重文)などが、また普段は非公開の現光寺からも
十一面観音坐像(重文)がお出ましだし、浄瑠璃寺の吉祥天立像も
期間限定(5/22~5/27)ながらも博物館で拝見できるのですね。

貞慶さんを知ると、笠置寺や海住山寺にも行ってみたくなりますし
これから色々またお出かけの楽しみも増えることでしょう。

さて、こちらは写真美術館手前にある大葉ヤシャブシ(3/6撮影)

写真美術館で開催中の「没後20年 入江泰吉の東大寺」展。
こちらにも先日行って参りました。

「私は東大寺のお導きによって、写真家になれたのだ」と
入江泰吉の写真家人生を決定付けたとも言える東大寺。

展示された写真の数々を見て、ひょっとすると私は
入江さんのおかげで東大寺や奈良大和路の魅力の奥深さを
知り得たのではないだろうかと、ふと思ったのでした。

ちょうど桜が咲き始める時期でしょうか。
奈良への旅のひとときに
美術館や博物館での時間もどうぞお楽しみください。