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2012年11月11日日曜日

龍田姫の贈り物♫

日曜日。
いつまでたっても やまない雨に業を煮やして渋滞覚悟で家を出る。
道中に見た博物館「正倉院展」と、釜飯の「志津香」の長い行列。
案の定、駐車場は満車状態で、仕方なく春日大社に車を入れて
大雨の中を新公会堂まで急ぎます。

車中から見ていた奈良公園の紅葉はどこも美しくて
4日前に見た時から随分色づき具合が進んだこと。
帰りに少し写真を撮れればいいけれど・・そんなことを思いながら
本日はこちらへ。
うちのアルバイトの学生さん達の晴れ舞台なのです。
ふー間に合った。最後の演目「龍田」の前の休憩時間。
新公会堂の能舞台は何度か見学したことはあったけれど
客席に座ってお能を鑑賞するのは初めてです。
とてもりっぱな能舞台。
舞台正面に松が描かれているのは知っているけれど
側面には竹が描かれて、小さな戸もある。
舞台への橋掛りの前には小ぶりの松が三本。
お能はおん祭や薪能で見たことがあるくらいなので
能舞台の構造などにまずは興味津々。

さて、うちのアルバイトのHさんは「龍田」の地謡を担当。彼女から
猛特訓の話を聞いていたので、つい父兄目線で鑑賞してしまいます。
シテと地謡は女子大生でワキやアイはプロの方々に助けられてのプログラム。観客側には 大変見応え聞き応えがあってとても楽しめました。
初心者にわかりやすい解説書付きや入場無料も嬉しかったです。

白和幣を持って夜神楽を舞う龍田姫。
こんなに一気に紅葉が進んだのは、龍田姫からの贈り物なのかしら?