暦の上では、もう春。
・・・と言っても まだまだ寒い毎日ですが、そんな中にも
そこはかとなく春の気配を感じるようになりました。
奈良に春を告げる東大寺二月堂の「お水取り」ももうすぐです。
お水取りの期間中 毎夜 二月堂の舞台から突き出される大きなお松明。舞い上がる炎、降りそそぐ火の粉。今年もまたあの炎の舞が見られるのだと思うと、今からもう心が湧き立つ思いでいます。
お松明に使われる真竹は、修二会を支える講社や信者の方々が掘り出して寄進されるのですが、その奉納を一般の方も参加しながらお手伝いできるのが、2/11に行なわれる山城松明講による竹送りのお迎え式です。
<< 2/11 当日のタイムスケジュールは・・・>>
7:45〜 京田辺市普賢寺大御堂観音寺駐車場に集合
根付きの竹を掘り起こします。
9:00〜 普賢寺にて道中安全祈願の法要が行われた後、車で出発。
普賢寺には、十一面観音菩薩(国宝)が祀られています。
10:30頃 奈良阪到着後、大八車に移され徒歩で二月堂を目指します。
11:00頃 転害門前広場にてお迎え式。地元有志による接待。
12:00過ぎ 東大寺二月堂に奉納。
(※時間は 前後します。)
奈良阪から二月堂までの道中、一緒に竹を担ぎながら京街道を進んだり、街道沿いから竹送りの労をねぎらったりと、どこかで飛び入りで参加することもできます。
(写真は2008年に行なわれた竹送りで撮影したものです)
そして、もう一つの「竹送り」行事もご案内。
般若寺町「仁伸会」の竹送りも同じ日2/11に行なわれます。
こちらは、朝9:30に東大寺の大鐘「奈良太郎」のところに集合して、二月堂まで台車で運びます。今年は根付きの竹を12本、掘り出されています。「台車の綱を多くの人とともに引き、奉納させてもらいたい」とのこと。
752年に始まってから一度も途絶えることなく続き、今年で1262回目を数える二月堂修二会。不退の行法といわれるお水取りが、多くの人の力で支えられていることが実感できる「竹送り」行事です。
皆様のご参加、どうぞよろしくお願い致します!