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2013年2月23日土曜日

ハワイ島紀行①〜旅の空*夕景色

関空からホノルルでの乗り継ぎも入れて、ハワイ島まで約10時間のフライト。(帰国便は3時間以上プラスされますが)

飛行機の窓から見たハワイ諸島。
美しい空の蒼色に心が高まってくるのが自分でもわかるくらい。

空港で予約していたレンタカーを借りて、ホテルのあるコナ市街まで「右側車線右側車線」と呪文のように唱えながら20分ほどで到着。
そして午後遅くに街に繰り出し歩いてみる。
初日の夕景色。
たまたま入った海辺のカフェで、オープンテラスから暮れていく景色
サンセットをずーっと見ることができました。
水平線の彼方に沈みゆく太陽。刻一刻と変わる空の色。
何もかもが美しく、ただ静かに夕日を見ているだけの時間。
そしてサンセットの瞬間。
誰からとなく、テラスのお客さん達から拍手が起こって
ちょっとした連帯感に包まれたのです。
これが旅に出て最初に感じた不思議な感覚。

翌日は、オプショナルツアーで申し込んでいた、標高4200mのマウナケア山でのサンセットにまたまた大感動。 (マウナケア登山についてはまた次のブログで詳しく書きますね)
11ヶ国13基の天文台が並ぶマウナケア山頂。
富士山よりも高い空の上から見る夕日、雲海に沈みゆく太陽。
体感温度が−7度という酷寒の中でのサンセットでしたが、神々しいばかりの光を放ち雲海に沈んだ瞬間、夫は隣で般若心経を唱えていました。
人知を越えた大自然の営みに触れて思わず神の存在を感じたひとときでした。

ハワイに夕日を見に来たわけでも、夕景色が旅の目的でもないのですが
素晴らしい夕景に出会って、3日目も絶対にサンセットを見たいと思うように。(笑)

さて、3日目はレンタカーで島内一周の一日。
四国の半分くらいの大きさの島を11時間かけて見て回りました。
(島内一周の様子もまたブログに書ければと思っています。)
走行距離600km近く、朝早く出発して、夕方になってようやく西海岸に到達。ふーっ、サンセットに間に合いました!
(上がコンデジ、下が iphone で撮影したもの)
この海岸は、高級リゾート地のワイコロアビーチよりももっと北にあり
地元の人たちのキャンプ場として知られているところのようでした。
ちょうど土曜日でしたので、大勢の人たちが海岸沿いにテントを張ったり、バーベキューをしたりと、ゆっくりのんびり楽しまれていました。

そして4日目のサンセットはコナの街から。


ビーチにはサンセットを見ている大勢の人たち。
ただただ静かに、海の向こうへ行く太陽を眺めている時間。
帰国前日の夕日という感傷的な気分を差し引いてもあまりある・・懐かしいような温かな感情、感謝の念が素直に心に沸き起こってきます。

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余談ですが・・・
奈良を旅する人たちが二月堂で目にする夕景色に、ふと想いを馳せてしまいました。旅の空の下、「旅時間」 というゆっくりとした素晴らしいひとときを持つことができたことに感謝です。