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2013年2月21日木曜日

平城宮跡のこと*

このところすっかり「 平城宮跡の土セメント舗装問題」について
ブログで書きそびれていますが・・・。


かぎろひさんのブログにて、平城宮跡の現状について詳しく知り、土セメント舗装について、ひょっとしてまだ一縷の望みがあるかもしれない、まだ諦めてはいけないと、また奮い立ち(正直な気持ち、少々萎えていました。ごめんなさい)、かぎろひさんのブログから大事な部分を転載させていただきます。(「平城宮跡を守る会」寮さんから、かぎろひさんへのメールを転載)

平城宮跡、すでに埋め立ては終了していますが、舗装は、来期に。今期の予算を返上し、来期、もう一度予算を取り直して、行うことになりました。ということ は、5月以降です。まだまだチャンスはあります。舗装だけは止めてもらい、緑地にしてもらうという提案もできます。そのために、まだまだ署名が必要です。 あきらめないで、がんばりたいと思います。自然のためにも、地下の木簡のためにも。ご協力ください。【 #平城宮跡 舗装反対の署名】 http://narapress.jp/hjk/#syomei

また2/28締切りで「国営平城宮跡歴史公園整備プログラム(案)に関する意見募集」がなされています。→こちらから意見を書いて送信します。たくさんの意見が集まれば、ひょっとして見直しもあるかもしれません。一縷の希みを託して意見を書いて送ります。皆様も是非どうぞよろしくお願いします。

また、jp3pzdさんのブログで知ったことも書いておきます。
2/11に行なわれた「平城宮跡自然観察会」に参加されたレポの中に

今回の工事現場となる第一次朝堂院跡や大極殿院の西側に調整池を造成する工事が始まり、関西第二のツバメのねぐらが破壊されている(国土交通省PDF)。

第一次朝堂院跡の工事現場4万㎡の湿地を土セメントで埋め立てすると、土にしみ込まなくなった雨水の行き場がなくなるので排水路をつくり、一時的に水を溜める「調整池」が必要になったのでは。

つまり、土セメント舗装をしなければ調整池造成も不要ということだ。しかも、調整池の場所は関西第二の規模のツバメの塒なのだ。ねぐらであるヨシ原がきれいに草刈りされ、重機の通り道に邪魔だからという理由で確認されただけで26本の木が伐採されていた。そして今回初めて知ったのだが、奈良県レッドリストでは希少種絶滅危惧種のカヤネズミが生息しているオギ原のすぐ近くにまで重機が迫っていた。

・・・という現状が報告されていました。
何ということでしょう!
土セメント舗装される場所は広い平城宮跡の一部分かもしれない。
けれどもそのためにどれほどの自然破壊や殺生をしているのでしょう。
本当に、どうかこの土セメント舗装整備を見直していただきたいです。

2/28締切り、整備計画にパブコメ募集中

トップの画像は、10月に参加した「自然観察会」で見た工事現場の様子でした。