急に思い立って高野山まで行ってきました。
巨大杉の林立する奥の院参道を歩きながら・・・。
司馬遼太郎著「空海の風景」を読んだ影響で、先日の京都一泊旅行では比叡山延暦寺にお詣りし、それからどうしても高野山に行ってみたいという夫の希望で、まずは弘法大師空海の眠る御廟の聖域へ。その後、御廟手前の燈籠堂の地下にある地下法場へも下りていきました。ここは弘法大師が入定されたと言われるところ。(弘法大師は「入滅」したのではなく「入定」したとされていて、今なお生きてここで瞑想に耽っておられると考えられています。)ご宝前(というような呼び方だったような)では、僧侶が一人静かに経文を唱えておいでで、辺り一帯の厳かな空気感には圧倒されるものがありました。
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奥の院から金剛峯寺↓へ。
高野山では注連縄の代わりに「宝来」が用いられていますが、ここには何故か注連縄が。 でもお寺なのになぜ注連縄なのかな?
そして、壇上伽藍へ。
根本大塔と金堂。
金堂では平清盛が自らの額を割った血で中尊を描かせた「血曼荼羅」があり、少し離れた位置からですが、およその雰囲気を見ることができました。
お客様の中には、奈良倶楽部宿泊の前後に高野山という旅プランの方も割合多く、奈良と高野山の距離感なども知っておきたいと、以前に一人で電車で行ったこともありました。(その時は宿坊に一泊しました。その様子はこちらに→★)
今回は車で日帰りです。行きは混んでなくて2時間弱、帰りは夕方の渋滞で2時間半ほどの行程で、午後から夕方までと滞在時間は短かったですが、その中で主だったところにはお詣りできたと思います。
今回の高野山は、取り急ぎ時間内で巡ったという感じでしたが、次回は高野山鎮守の神、丹生都比売神社へもお詣りしたいと願っています。