県立美術館で開催中の「美の最前線・現代アートなら~素材と知の魔術~」を観てきました。
この展覧会では、奈良にゆかりのある、菊池孝(立体)、絹谷幸太(石)、下谷千尋(立体・版画)、竹股桂(立体)、ふじい忠一(木)、森口ゆたか(映像)、三瀬夏之介(絵画)各氏、7名の作家による最先端の表現が紹介されています。
それぞれの作家に共通するのは、「奈良」が持つ”古代から脈打つ豊かな美意識 ”を現代に還元しようという強い想いでしょうか。
春日山原生林や東大寺南大門などの巨木からイメージして制作された
ふじいさんの作品は、大木を自在に曲げる造形で驚きのひとこと!
好みもありますが、私は、ふじい忠一氏の「巨木の不思議」↑や
竹股桂氏の「光と影のファンタジー」↓の作品群に心惹かれました。
特に竹股さんは、奈良倶楽部でも個展をしていただいたご縁のある作家さん。(こちらの2001年10月の記録をご覧下さい。)その当時はまだ石造彫刻の方がメインで、この竹と柿渋染めの和紙で作る作品は試行錯誤中だったような記憶がありますので、今回の作品群には圧倒されると同時に大きな感動も覚えたのでした。
無数の星が床に照らしだされています。
そして、三瀬夏之介さんの作品も素晴らしかったです。
前回に引き続いて、この展覧会でも撮影可となっています。
「美の最前線・現代アートなら~素材と知の魔術~」
会場:奈良県立美術館
会期:6/14(土)〜7/21(月祝)
休館日: 月曜日(6/16・6/23・7/21は開館)
開館時間:9:00~17:00(毎週金土曜日は19:00迄・入館は30分前迄)
※ムジークフェストと関連してのコンサートや、出展作家によるギャラリートークやワークショップなどのイベントも開催されます。
興味のある方は是非リンク先をチェックして下さい。
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奈良県立美術館のお隣の文化会館では・・・・
私も出展している「鹿光會展」が開催中♫(下段のブログ参照)
よろしければ、こちらにもどうぞご来場下さいませ。