花散らしの雨が降る前にもう一カ所、見ておきたいと思ったところは
「興福院こんぶいん」の参道…というか、野辺の小径の春の花々。
一条通に面した春日野荘の東横の道を北に入り
桜並木のトンネルを抜けて行くと興福院の大門が正面に見えてきます。
佐保丘陵の懐に抱かれたように建つ興福院。
この大門を入った奥に中門が見え、そのまだ奥に本堂があり
興福院の拝観は電話予約でといいながら、実はほとんど拝観できない状況のようです。小堀遠州作庭の庭園や客殿など、できるなら一度は拝観したいものですが
ただ今のところ、大門前の小さな参道の花々を鑑賞できるだけで
春の幸せ気分を味わっています。
雪柳やレンギョウ、椿・・・と野辺の小径は春うららかで
車の往来の激しい一条通りからちょっと入っただけで
ひっそりと時間が止まったような静かな小径。
お買い物帰りの寄り道でしたが、ほんの暫くの時間
春うららかなひとときを楽しむことができました。
駐車場から塀越しに、木々の花々に包まれた本堂を。
(写真右の真ん中あたりにお堂の屋根が見えました。)
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その後、近くのコンビニに立ち寄った折には
奈良倶楽部の東麓に連なる山々も桜色に染まっていました。
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そして、こちらは「奈良九重桜ナラノココノエザクラ」。
ソメイヨシノが散り始めた頃に満開になる美しい桜ですが
一輪二輪の蕾が開花しているのを、お買い物に出たところで発見!
正倉院西側の塀のところでしたが、今年の桜の開花の早さに驚きながら
車の中越しに、みどりい池辺りに植わっている「奈良九重桜」をcheck!いやいや結構咲き出していましたよ。
これはまた、週明けの桜パトロールが楽しみですね。